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​触 覚

​ 保育園で大切にしていることに、泥遊びがあります。お母さんたちからは、『洗濯が・・・』という声があがりますが、子どもたちは知ったこっちゃありません。

 土をいじり、水に触り、その混ざり合った泥にまみれる子どもたちは、自己免疫力が育ちます。実は土壌に含まれている微生物、マイコバクテリウムバッカエに様々な作用があるようなのです。

 子どもたちは裸足で過ごしています。室内だけでなく、戸外に出る時も裸足で駆け出す子がいます。足の裏には多くの神経があり、素肌で地球に直に触れることで、たくさんの刺激を受けています。

​ こういったことは土の園庭があるからこそ、育まれるのです。コンクリートジャングルでは豊かな感性は育ちません。

 また、抱っこやおんぶといった直接肌と肌が触れ合う瞬間、子どもたちは安心とやすらぎの中に吸い込まれます。まだまだお母さんに抱っこしてもらいたい年齢。保育園でも、抱っこして、というサインを見逃さず、応答的な関わりをしています。

 

​ 自分の力ではどうにもならないとき、子どもは抱っこを求め、大人はそれに応えます。それによって基本的信頼感が育まれていきます。

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