​　最近では、早期教育の影響からか、赤ちゃん向け番組の放映やDVDの販売により、赤ちゃんの頃からテレビを見せる家庭が増えてきました。

　スマートフォンの普及により、赤ちゃんが泣いたときは様々な動画やアプリを用いて落ち着かせるといったことも増えています。

　そういったものは特殊な音刺激、光刺激があり、自然なことではありません。そして、子ども自身は全くの受け身となってしまいます。

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　多くのアニメや幼児向け番組には、悪と戦う、という要素が含まれています。これにより、子どもたち自身も、戦う、ということを覚えていきます。集団生活では自分の居場所を守るためにそういった行動に出ることも見受けられます。視覚は五感の中で一番発達しており、情報の８０％は目から伝わってきます。

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　おだやかに過ごすため、園では色彩的にも刺激の強い玩具は置かないようにしています。また、イメージが固定され、想像力が育ちにくいキャラクター商品も置かないようにしています。人工的な視覚刺激ではなく、なるべく自然な環境を整えていっています。